ノイズ キャンセリング 音の前にノイズを知ろう

ノイズ キャンセリング 音の前にノイズを知ろう

 

ノイズキャンセリング 最強 ワイヤレス

 

ノイズ キャンセ リング 最強 ワイヤレス 

仕事柄ヘッドフォンやイヤフォンで音楽を細かく繊細に聴く事があります。

音の良し悪しの判別は大事。でも音は千差万別。いろんな聴き方や感じ方がある。

つまりは音よりもまず、ノイズ の事を知ってから音を語る方がずっといいと思いません?

音楽好きは一般的な楽曲に対してノイズのない世界を無意識に高評価してしる。
でも、そもそも「ノイズキャンセリング」の「ノイズ」についてどれだけ理解しているか疑問。

騒音だ、雑音だ、とやたら嫌われてる「ノイズ」。今回はワイヤレスイヤフォンやヘッドフォンについて回るこの「ノイズ」に関して話したいと思います。

 

➀ ノイズとの付き合い
➁ ノイズキャンセリングの今まで
➂ ノイズキャンセリングを突き詰めると
➃ お気に入りのフォン

 


 

 

➀ ノイズとの付き合い

「ノイズ」つまり雑音とか環境音。自然音なんて言い方もある。
耳を占領するフォンで音楽を聴く立場であれば好きなアーティストの音楽に雑音なんか持っての他! 。広がる楽曲の世界に余計なモノはいらないから。

創る側からしても自分の作品に余計な音は全く必要ない。「ノイズ」を意図的に作品の一部として扱う例もあるが普通は必要のないモノだ。

配信が主流となった今はちょっと?なこと。少し前アナログ音源がデジタル音源に移行したころの話。今は珍しいレコード盤に針を置き楽曲が始まるまで聞こえる「ジリジリ」したノイズ。これが懐かしいらしく一部のマニアの郷愁からCDにあえて「ジリジリ」を乗せた楽曲も発表された。

 

※ CD音源は曲はじめだけ音楽が始まるところまで「ジリジリ」が録音されてたらしい。でもアナログレコードは曲が始まると主音源に「ジリジリ」がかき消され聞こえなくなったように感じる。が実は1曲分主音源の下で丸ごと「ジリジリ」が一緒に録音されていて曲の厚みを出していた、なんてことも言われてる。

 

つまり楽曲に混在する「ノイズ」は雑音にも郷愁にもなり、それは受け手次第ということになる。いつもは「ノイズ」をジャマだと決めつけてクリアーなサウンドを求めてはいる。だけど「雑音」も1曲を構成する「音」の一部ということは忘れないようにしたい。

そしてこの「ノイズキャンセリング 」との付き合いを巡り既存の音楽家たちがどう対処してきたか!?。 これを知ってもらいたいのです。

 

※ ノイズはずっと残ってる

楽曲は多くの音で構成されている。長いトーンやリズムの短い「パンッ!」って音も実は余韻というモノがある。本当は人の耳に聞こえなくなるまで長い音韻が残っているんだ。ちょっと専門的にいうとどれは波長。つまり周波数で音を語ると1つの音には人間本来の聴覚では感じ取れないくらいの音韻が残っている。

一見、いや一聴何のノイズもないクリアーな音源でも実は音韻や音形としてノイズが残っている。ただその音が聴覚に認識されていない、というだけの場合もある。

ノイズリダクションは場合によってはその聴こえない部分の音域までカットしてしまうことがある。耳では認識できないノイズは、聴こえなくても感覚として音の厚みを脳に伝え振動させている、と言われてる。

聴こえないノイズは、聴こえなくても脳を刺激している。だから認識はなくても音の分厚さや乾いた感覚は音質ではなく音感覚として伝わっている。

ノイズリダクションはこの聴こえない「音感覚」を除去してしまうこともある。要するに一般的な「クリア音質がいい」とは一概に認められない、という意見がこれなんだ。

 

※ モスキート音
周波数帯によって聞こえなくなる音に関してはモスキート音が有名だ。ちょうど蚊の羽音みたいにキ~ともツ~ともいう高い音が人の年齢によって聞こえなくなる現象。高い音ほど高齢者には聞こえなくなるというモノ。ずっとなっている音でも人の耳、鼓膜が対応していなければ音として認識されない。結果として同じ音をノイズと感じる人もそうでない人もいるケースとして知られてる。

 

 

ノイズ処理の始まりは?

一般的に世に出ている楽曲は長いトーンや音韻にいろいろなエフェクター処理を行っている。つまり技術的処理でクリアーなサウンドを作ってるが実はそこに「ノイズ処理」という問題が重なる。

いい音を作るために音韻をカットしたり、あるいは期待程度の音量で押さえつけたり。要はエフェクター処理で楽曲をコネ繰り回すと、その処理自体に余韻が生まれ「ノイズ」が発生してしまう。

そしてそのノイズを除去するためにアナログ時代はいろいろな試行錯誤があった。でも長くなるのでそれはまたの機会に。

 

ノイズキャンセリング 最強 ワイヤレス

ちょっと脱線かもしれないけど古くは80年代の話。
ハードロックやメタルサウンドが全盛のころはラックユニット1Uタイプの「ハッシュIIC」というエフェクターがノイズ除去の旗振りだった。アンプ全開のヒズむサウンドが主流のエレキギター系にはノイズがつきもの。この頃から機械的にノイズを除去する開発が勢いずいた記憶がある。

 

 

➁ ノイズキャンセリングの今まで

「ノイズキャンセリング 」が現代のように一般化するまでいろいろな遍歴がある。がその辺は飛ばします。このノイズ除去が今のようにイヤフォンやヘッドフォンの世界にまで浸食するようになった切っ掛けは。。。やはりBOZEのヘッドフォンの気がする。

当時、2000年代初頭かな。大量の人を長距離で移動させる旅客機が花形。
そのファーストクラス座席は秀悦したビジネスマンの必需品ともてはやされていた。
BOSE社はこの旅客機での海外への移動中何時間も続く飛行機エンジン音を除去したかった。その結果、静音対策としてノイズキャンセリング技術に力を入れた。

当時の航空会社は上客の花形ビジネスマンをいかに多く獲得するかあの手この手を模索してた。移動する機内のエンジン音の除去という静音リクライニング空間の提供で快適な空の旅。というところでBOZEと目的が重なったんだね。

そしてこの作戦は大成功。ノイキャンが一躍注目を集めた。騒音の除去が一般に浸透し始めたんだ。

日本でもJALがBOSE社製最高級ヘッドホン「BOSE Quiet Comfort 2」を機内搭載に採用(2006年)。またアサヒビールが自社工場内での騒音対策に力を入れた。音響機器メーカーのTOA(神戸市中央区)と共同で、周波数が200ヘルツ~300ヘルツ以下の低周波騒音を10分の1以下に低減できる低コストの新技術を開発。

アサヒビールの騒音対策技術は今や常識となった。周波数の波と正反対(逆位相)の音を出して騒音を打ち消し合うノイズキャンセル技術(騒音アクティブ制御技術)がヘッドフォンやイヤホンのノイキャン技術を選択する際の1つとなってる。

 

※ 雑音消去技術 「アクティブ」「パッシブ」
単純に外の音を遮断してノイズをカットするやり方は「パッシブ」技術と言われてて、アクティブヘッドフォンやパッシブヘッドフォンなんて言い方で世に出回ってる。「アクティブ」は機械的にノイズをカットすること全般の呼称

 


 

 

➂ ノイズキャンセリングを突き詰めると

「ノイズキャンセリング」技術は今では略して「ノイキャン」何て呼ばれるほど一般的なった。詳細は書かないけどスピーカー技術から映画館の音響技術や音楽楽曲に至るまで音の再現方法には沢山のメーカーさんや開発者さんたちが作り上げた多種の再生技術が存在する。

発生音の置き方や方法を駆使した「サラウンド音響」やヒスノイズ除去を進化させた「ドルビー技術」など、音響にこだわれば必ずついて回るノイズへの対応は音楽志向者にとって外せない命題。

でも何度も書きますがノイズも音響も楽曲の「音」です。デジタルでもアナログでも本命の音体を聴きやすくするために全体の一部を削ぐことになるのがノイズリダクションです。

発表されている楽曲はレコード会社さんのエンジニアが程度良くノイズ処理をしてくれています。その楽曲を手にした私たちがその音を再生する際のノイズ処理が今注目されている「ノイズリダクション」です。

なので音質は各メーカーさんの商品により変わります。個人の再生機でも変わってきます。原音により近い音をなるべく雑味のないクリアーな状態で再生し聴きたいですがそこにも私たち各個人の好き嫌い「好みの問題」とい命題に当たります。

結局最後は私たち自身の音楽センスや音に対する認識度合いが良いフォンやスピーカーを順位つける答えになるんじゃないでしょうか??

値段や形もあると思いますが、ご自身を信じ自分のお気に入りのサウンドを奏でる機種を探してみてください。

 


 

➃ お気に入りのフォン

参考までに私の気に入っている「ノイズリダクション」の利きがいいフォンをご紹介します。

ノイズは雑音とか環境音とか言われるけど要は「ノイズ」のない無音状態をどこまで追求するか。その「程度」が技術力の高さとなっている。

けど現在のように高技術が粋を極めるとこまで開発が進んでいると疑問も出てくる。
もやは人の耳では確認できない領域の周波数帯にある音を消し合うことで各音響メーカーは争ってる。

各社さんの姿勢を卑下する気は全くない。そしてまだまだノイズキャンセリング技術は高まるのだろう。けど、個人的には ナンだかなぁ~ って思ってしまいます。

ノイキャンは今のイヤホンやヘッドフォンには程度はどうあれ常備が常識の技術。そこまでトンがらなくてもいい感じのノイキャンがたくさんある。リリースが古い機種や中古でもノイズリダクション機能の利きはあまり変わらないし、何より価格が安くなってるのでぜひご参考ください。

 

↓ 今でも時勢に対抗できるフォンたち。↓

 

 

ノイズキャンセリング 最強 ワイヤレス 

ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン
WH-CH710N  :Bluetooth対応 最大35時間連続再生
マイク付き 2020年モデル ブラック WH-CH710N B

ちょい前の機種ですが今も寝ながら使ってるほど愛用しています。ノイキャン技術は言うまでもなく音の再生力もなかなかのモデルです。発売されてずいぶん時間もたって安くなったのでもう一台買い替えようかとさえ思ってます。

 

 

ノイズキャンセリング 最強 ワイヤレス

WH-H910N :  ハイレゾ対応 / Amazon Alexa搭載 / bluetooth / 最大35時間連続再生 /
ハイレゾ相当アップスケーリング対応  2019年モデル / マイク付き/
360 Reality Audio認定モデル ブラック WH-H910N BM

これも前の機種です。外出用によく使ってますが外の雑多音を大げさなくらいノイキャンしてくれます。デザイン的にもカッコいいので今もインナーイヤフォンの気分を変えるとき使ってます。普通の音源もハイレゾ相当の音質に向上させて再生する技術が搭載されているので音がいいから気軽に高級感を楽しんでます

 

 

ワイヤレスノイズキャンセリング

 

REDHiLL ワイヤレスイヤホン
bluetooth5.3 bluetooth イヤホン 防水 IPX7防水 ノイズキャンセリング
コードレス iPhone 片耳 スポーツ tws008b-bk

失くしてもいいや的にインナーワイヤレスの練習で買った機種。でも結局使い勝手がよくて今でも気軽に愛用中。音もソコソコで安いしノイキャンだし。何といっても充電状態がわかるのが便利です。価格が安いことが一番うれしいのでこれもリピしようと思ってる機種。

 

この他にもAmazonや楽天で「ノイズキャンセリングヘッドフォン」と検索すればいろいろな機種が見られます。ぜひお気に入りの1台をみつけて自分の音楽の世界を楽しみましょう!

■  ノイズキャンセリングヘッドフォン
Amazon  楽天

今回は以上です。ではまた。


 

■ ノイキャンで音を聴く再生機、MP3プレイヤーの話はコチラをご参考ください

音楽プレイヤー MP3 の話  https://j-music-create.com/mp3/

Bluetooth ワイヤレス イヤホン 選ぶなら。。。 https://j-music-create.com/bluetooth/

逆転の発想 自分が消音すればいい 音楽 スタジオ 自宅 必要ないと思います。
https://j-music-create.com/studio/

 


 

今年の中では一番出来が良かった曲なんじゃないかと勝手に思ってます。

■9   Weather news 天気予報  https://youtu.be/P-YE4Ad4wlw

 

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Writing. 音信ブログ  音心ブログ – 音楽と生きる力 FUN♪ (j-music-create.com)

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