K-POP HiTs ウム・ジョンファ uhm jung hwa – Invitation

K-POP HiTs ウム・ジョンファ uhm jung hwa – Invitation 

ご存じだろうか!?

 

ウム・ジョンファ(朝鮮語: 엄정화、1969年8月17日)さんの「Invitation 」
という曲をご存じだろうか。・・・と言っても私自身、偶然MTVで過去の
韓国音楽祭で流れたものを聴いたのが最初だった。

彼女の「Invitation 」という曲はそれはそれは古い曲でクレジットでは
1998年のリリースとなっているが作成されたのはそれよりもずっと前の
事だと思う。

しかしながら今まで多くのミュージシャンにコピーされ韓国内の名だたる
音楽祭でいろいろなGグループがこの曲をカバーしたステージを披露して
いる。

ファンキーな重厚リズムで始まるが突然メローなイントロが世界を
引き裂く。全く違う、ある意味毒々しい悲しさをメローで悲しいボーカルが
底力をもって展開させる。あくまで暗く切なく苦しさを含め。

この曲のような「ちょっと近寄りがたい」世界観は音楽業界的に採用
されることが少ない。リリースしても一般聴衆の耳に、特に弱年層には
とっつきにくい感が満載だから。

一聴しただけでは大人の屈折した心情的音楽ムードが、単純に盛り上がる
ダンサンブルな世界観とは程遠すぎて敬遠される。 俗にいう「暗い曲」
としてスルーされてしまうことが多い。

だが音楽好きのオタクちっくな面々は出頭を聴いただけで引っかかって
しまう。そういう鋭いムードがこの曲にはある。

日本で例えれば宇多田ヒカルさんのデビュー曲「Automatic」がいい例
かもしれない。

「Automatic」は彼女にとっての一発目。それ一曲で日本中の音楽通を
虜にした。

「Automatic」自体スゴイ曲なのは勿論なのだが、一歩引いて冷静に聴いて
みるとこの曲も、大人の屈折した心情的音楽ムードが展開されている。

取っつきにくさをメロとアレンジで日本の音楽シーンに乗るようにうまく
仕上げている。見事だ!

マイナー調のこの世界観の曲はうまく仕上げるのは難しいがハマると
メチャクチャ、カッコいい!!!

確率論から日本ではまずこのような曲はリリースされない。だから
めったにハマった曲には出会えない。。。

ウム・ジョンファさんの「Invitation」はまさにこの世界観のハマった
スゴイ曲。 だから未だに韓国で多くの若いミュージシャンにカバー
され続けているのだろう。

K-POPが国策として扱われる韓国ではHitを狙った曲が量産されている。
裏方の制作の現場では日本とは比べ物にならないくらい新曲が造り
続けられている。売れる売れない以前にリリースされる量が違う。

日夜山のように量産され、種類分別なくメディアに流され、その中で
当たったものがHit曲、という世界では受け手の聴く側も音楽耳が
成長している。

その韓国の音楽市場の背景があるから1998年という時期にリース
できた曲なのだろうなぁ。。。と考えてしまった。

 

最後になるが、面白いことに日本で一世風靡となった宇多田ヒカル
さんのデビュー曲「Automatic」は同じく1998年12月のリリースと
クレジットされている。

「Invitation 」と同時期か僅差だ。

 

uhm jung hwa – Invitation (1998) EDITION

 

 

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