クリエイターが創る「作品」とは

クリエイターが創る「作品」とは

 

色々なクリエイターがいる。そのクリエイター、つまり創作者が
産み出す作品は色々ある。

動画や絵や写真、もちろん小説だったり、陶芸や彫刻といった
アート性の強いものまで数えきれない。

そんな中で普段ココでは音楽が中心になってしまうのだが、他の
業界のオリジナルを生み出すクリエイターの方々はどうやって
オリジナル作品を生み出しているのか気になった。

先日面白いインタビューがあった。1990年代に売れに売れてた
お笑いタレントの森脇健児さん。今となっては名前も知らない
方が多いかもしれないが、当時を振り返れば確かに日々見ない
日はないくらいTVに出演していた記憶がある。

彼は一時売れなくなってから地元の関西に引き込んだだけど
その間も趣味であり芸具のスポーツ、マラソンは欠かさな
かったという。

その甲斐あってか数年後に「オールスター感謝祭」などで
復活するのだが、2度目に売れ始めた時のインタビュー回答が
面白かった。

若い頃に売れた時は兎に角ガムシャラにすべてを出し切って
走ってた。でも今回再度復活出来てからは、出し切るのでは
なく、吸収に力を入れてる。

そう答えてた。つまりOutputからInputに変えたというコト。
森脇さんは俗称、スポーツお笑いタレントなのでその芸風や
バラェティでの立ち振る舞いが生み出す作品となるのだが、
その質が、出す芸ではなくInputの芸になったというコトだ。

勿論、プライベートでも趣味以外のいろいろな事に挑戦し
知識や経験の幅を広げているとおっしゃっていたが。

ただ自身のスタイルを変えて作品を出し続けるところが
クリエイターっぽい。

また、近況では俳優の小栗旬さんが自身の所属する
プロダクション、トライストーン・エンタテイメントの
代表取締役社長に就任、とあった。

俳優として王道を歩む小栗さんの演技は目を見張るモノ
がある。前々からとても気になる俳優さんだ。

その彼が本業を超えて会社の社長職を兼任するとなれば
やはりそこには彼なりのやり方があるだろうし、生き方
がオリジナリティー、というコトになるだろう。

そのような事前準備というか、心得が無ければ受けら
れない仕事だし、新たな道を模索しなければ、
新社長になった意味もないはずだ。

森脇さんにしても小栗さんにしても、普段の生活の
中に新たな世界を取り入れることを欠かさない
生き方が、芸風や演技のオリジナリティーにつながる
のかもしれない。

少し音楽的な話に戻そう。

エルトンジョンというミュージッククリエイター。
その活動や作品は言わずと知れたところだ。

映画化、ロケットマンなどでその半生が語られる
ことなので詳細は省く。

レジナルド・ドワイトという内向的コミュ障の
青年が現代のエルトンジョンとなるには出会いが
あった。

その出会いによってコミュ障は奇抜な格好で感動的な
ソングを奏でるスタイルを編み出した。

それにより過去はすべて凌駕され、現スタイルが
彼のオリジナルとなっている。

クリエイターとしてオリジナル作品を創り続けるには
その私生活から未知の新しいモノと馴染む習慣が
必要で、その生き方が紡ぎ出す感情が作品となる
のかもしれない。

 

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