今は東京中何処でも個性的な高級バーガーが販売されている時代。
一部では「グルメバーガー」何て名称で扱われていたりしてその値段にも
関わらず名物となっている。
ハンバーガーに関しては大好きだが、その個性的な食べ物に出会ったのは
幼き頃観たアメリカのアニメ「ポパイ」だ。彼の友人ウィンピィーが好物で
よく食べていたのを覚えてる。これが最初の記憶かもしれない。
日本のアニメ「はくしょん大魔王」でも魔王がよく食べてたがあれは今にして
思えばハンバーガーではなくハンバーグだった。
幼くしてバーガーの知識があり、確か小学生の頃には銀座でマクドナルドの
一号店がオープンしこれで付き合いが本格化した。
すでに生活の一部になったバーガーは意識することもなく日常に入り込んで
来たが、そこからの劇的変化はアメリカにホームステイ留学した中学生の
時だ。
サンフランシスコからヨセミテ近くの田舎に観光に行き、崖っぷちのような
見晴らしの処で売ってた車両販売のバーガー。
当時にしてはそれはもう個性的で、それまでマックやロッテリアやMosみたいな
既製品的単一バーガーしか知らなかった子供には衝撃だった。
多分自家製のミートパテ(肉の塊)をその場で焼いて挟んでチーズ乗せて
ケチャップかけて出すだけのだれでも出来そうなもの。
しかも種類はなくS・M・L サイズという分け方しかなかった。
今考えると素人バーベキューの簡易版バーガーだったんだろうけど、確か
Mサイズでも相当大きかったのに衝撃を受けたのを覚えてる。
勿論ミートパテ自体今の日本のバーガーとは違い赤身むき出しの肉~って
感じだった。A5ランクとか霜降り和牛がどうのとか、全く違うモノ。
当時のアメリカだから牛肉も安価だし、こんなもんだろ、って感じの
地元民が外国観光客相手にやってる商売だったことは想像もつくが、
そんなバーガーが今の自分の基本になってる。
日本では既製品であるマックのオーソドックスな普通の定番バーガーが
似てないながらもあの味に一番近い気がして今でも時々懐かしくなって
食べることがある。
日本ですぐに手に入るバーガーの中では一番大好きなバーガーだ。
でもあの日アメリカで出会った、ある種強引で暴力的な、これが本場
アメリカだ~!っていう個性的な、Rockなバーガーには今になっても再会
できていない。
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